調査会社を調査技術から選ぶ
調査会社を選ぶのに重要となる条件は2つあります。
1つ、調査料金の金額。
1つ、調査の技術。
この2つが探偵を選ぶときに比較を行う条件だと考えます。
調査料金に関しては、「どこの調査会社が安いのか?」または「A事務所とB興信所ではどちらが調査料金が安いのか?」といった料金の総額を比較することで選ぶことが出来ます。
しかし、調査の技術と言われたとき、何を基準にして選べばいいのか、悩む依頼人は多いと思います。
この調査技術で比較を行う基準は、調査会社が調査を行うときに使う機材に注目するという方法があります。
機材に注目する方法で、重要になるのは、その探偵会社が持つ調査機材に望遠機能があるカメラを持っているのか?または、暗闇の中で撮影できる暗視機能を持ったカメラを持っているのか?この2つのポイントが重要になります。
最近では、探偵が持つ機材も高性能なものが多く、素人目では性能を判断することが出来ないケースもあり、機材の説明を聞いて理解できずに依頼すると、結果は証拠写真が薄暗く相手の顔をハッキリと写しだすことができなかった。または、遠くから撮影したのか、対象者が豆粒のような証拠写真を見せられたといった、調査結果に対するクレームの報告も聞きます。
そこで、調査技術を判断するためにも、どの程度の機材の性能があれば調査技術があると判断することが出来るのか、細かい機能の説明は抜きにして、大雑把な判断基準を設けると以下のようになります。
望遠撮影の距離として、張り込みを行う場所から、調査対象者がいるところまでの距離で200メートルから300メートル程度の距離の望遠撮影が可能か?
暗視撮影が可能な暗さは、閑静な住宅街で、街灯も一定距離離れた場所しかないぐらいの暗さ、もしくは病院や福祉施設などの夜の屋内で、非常灯ほどの明かりしかない場所で対象者の顔の特徴がハッキリと見ることが出来るだけの能力。
これだけの性能があれば、どこの調査現場へ行ったとしても十分に証拠の撮影が可能だと思います。
ただ一部の例外としては、山道など人通りが少なく、街灯がまったく無い状態で、車内にいる対象者を撮影するとなると、条件などが合わずまともな証拠写真は取ることが出来ないでしょう。しかし、これもあくまで最悪の現場状況であり、証拠を撮るのに適していないと判断した場合には、探偵側が証拠の撮影を取りやめるといったケースもあります。
この撮影機材の性能、そして探偵会社側の状況判断が的確だった場合に、その調査会社は調査技術があると判断してもいいと思います。